2013年06月17日

オーストリア訪問

6月13日、オーストリアで開催のSTEYR MOTORS DISTRIBUTOR MEETING2013に参加した。世界で唯一、モノブロック型機関を製造するマリンエンジンメーカーである。
世界から20ヵ国のディーラーが集まり、自国の社会情勢や今後のマリンマーケットの展望について意見交換を行った。
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STEYR MOTORSは本来、プレジャーボート向けの4気筒、6気筒エンジンでスタートしたメーカーだが、昨今では大型船搭載のレスキューボート向けと、優れた耐久性から米軍をはじめとする軍用への実績を伸ばしている。


STEYR会議2.JPG

まだ公表は早いかもしれないが、今回1気筒と2気筒のモデルが参考出品された。
画像へ向かって左後方にフライホイールが配置されているため、ヨットや発電機への用途は考え難い。
察するところ新興国向け農機具あたりが用途ではないかと思われるが定かではない。

昨今、どこのエンジンメーカーでも言えることだが、中国、インド向けに主眼を置いた販売店ネットワークの整備と商品開発に尽力をつくしている。
マリンマーケットは世界的な視野でみても小さ過ぎる市場でしかなく、製造を断念するメーカーが後を絶たない状況の中、拡販路線で利潤を確保し、蓄えた余力でマリンエンジンを開発する方法しか生き残る術がないのかも知れない。

明るい話題としてはV型8気筒と12気筒の開発が進んでいるとのこと、コンパクトで低振動のモノブロックV型マリンエンジンが450Kwでお目見えする日も遠くないようだ。


STEYR会議3.JPG

翌日は同市にあるBMWのエンジン工場を視察した。
残念ながら工場内は写真撮影禁止で、お見せ出来ないのが残念だが、ここでは夥しい数の自動車用4気筒、6気筒モデルが生産されている。
人件費の安い新興国に工場をシフトする企業が多い中、欧州仕様のBMWエンジンはプライドをかけてここオーストリアで心臓部のエンジンを製造している。
ラインで働く作業員の男女比率は50%で、カッコイイ私服でエンジンを組み上げる女性ワーカーの姿が印象的であった。
先進国では女性の社会進出が際立つというが、ここBMWの工場でも活き活き働く女性の姿を見て感激するばかりであった。
日本の草食系男子達よ!しっかりしようぜ。

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posted by mizunomarine_gm at 19:48| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする